一般的に多い鉄製の防雪/防風フェンスでは、風を防ぐために取り付ける板がその奥に広がる景観を遮ってしまいます。 ある海沿いの道路に設置された防雪/防風フェンスを見て、その景観を損ねてしまうのが非常に惜しいと思ったとき、このベルト式ネットフェンスを活用できると思いました。
通常の防雪/防風フェンスは横風を地面に叩きつける方式であるのに対し、ベルト式ネットフェンスは「風そのものを弱める」働きがあるため、剥離剪断流(端部で発生する乱れた気流)やフェンス壁面に沿って流れる気流(柵風)を軽減します。
そのため、道路内での気流は安定し、暴風雪などの視界不良を軽減することや、吹き溜まりを抑制することが可能です。
ベルト式ネットフェンスの特徴
- 風雪の強い地域での横風や斜め風による防雪/防風効果に優れている
- 耐久性に優れた樹脂製のため、風があたった際の音が少なく、かつサビがでない(防波堤などにも利用可能)
- 鉄製フェンスに比べ、視線誘導効果に優れている
- 軽量素材のため、支柱の固定が難しい足場にも設置可能
- 耐用年数が30年以上と長く、維持費などのコストダウンにつながる
- 電波障害が少ない
- 景観を重視した木材の支柱などでも利用可能(要構造計算)
- 植栽の育成・保護目的に利用可能(間伐材の再利用も可能)
- 既存の防雪柵支柱に取付可能
従来の鋼製フェンスに比べ、景観保持と視認性の確保という良さを兼ね備えたベルト式ネットフェンスは、北海道のような景観に恵まれた道路での利用が適していると考えています。
導入をご検討の方は、ぜひ当社までご相談ください。